農林水産省は28日、豚コレラ(CSF)対策として防衛省の協力を得て、自衛隊のヘリコプターで野生イノシシ向けのワクチン入りの餌を空から散布する実験を群馬県の畜産試験場で実施した。今回の結果を踏まえて散布に適した高度や速度を検証し、具体的な散布地域を自治体と協議して決めた上で、12月以降に本格的に実施する。

 農水省によると、この日は午前10時ごろから午後にかけて、群馬県東吾妻町にある畜産試験場の牧場に散布した。

 人の立ち入りが難しい険しい山でもワクチン入りの餌を広く散布することで、ウイルスを媒介する野生イノシシが感染を広げるのを防ぐのが狙い。