国税庁は28日、今年6月までの1年間(2018事務年度)に実施した所得税などの調査の結果、高所得者や不動産の大口所有者ら「富裕層」の申告漏れ所得が前年度比13・9%増の763億円だったと発表した。追徴税額は203億円。いずれも統計を取り始めた09年度以降で最高だった。

 海外で投資をした人の申告漏れや追徴税額が増えたことが理由とみられる。同庁は、保有資産額など富裕層の詳しい定義を明らかにしていない。

 インターネットを通じた物品販売や広告などで収入を得ている個人の申告漏れ所得は264億円。追徴税額は58億円で、公表を始めた15年度以降で最高だった。