真宗大谷派の本山・東本願寺(京都市下京区)で、宗祖親鸞の命日に当たる28日、僧侶らが上半身を前後左右に揺らしながら念仏を唱える「坂東曲」が行われた。

 御影堂では、大谷暢顕門首が来年6月の退任を踏まえ「門首として精いっぱい尽くしてまいります」とあいさつ。その後、僧侶約70人がそろって上半身を前後左右に激しく揺らし、独特の節回しで念仏と和讃を繰り返した。

 親鸞をしのぶ8日間の法要「報恩講」の締めくくり。坂東曲は大谷派だけに伝わる声明で、由来は明らかでないが、親鸞が越後(新潟県)へ流される途中、嵐で揺れる船上で念仏を唱えた姿を再現したという説がある。