政府は、10月末の火災で正殿などが焼失した首里城(那覇市)の再建計画を巡り、耐火性の高い地下倉庫を整備する案の検討に入った。貴重な文化財や史料を火災被害から守る狙い。スプリンクラーを設置し、初期消火の能力も向上させる方針だ。世界遺産の保護を担う国連教育科学文化機関(ユネスコ)とも協議を進めており、沖縄県の意向を踏まえて最終判断する。政府関係者が27日、明らかにした。

 2月まで約30年間に及んだ首里城復元事業は「美術的建築物としての忠実な再現」(沖縄県関係者)を優先し、スプリンクラーの導入を見送った。政府は延焼拡大を阻止するため、防火対策に重点を置く。