日銀は27日、総資産残高が9月末時点で前年同期比4・4%増の569兆8026億円になったと発表した。大規模な金融緩和策で国債や上場投資信託(ETF)を大量に買い入れたため、12年連続で前年の水準を上回り、過去最大を更新した。3月末に続き2018年度の名目国内総生産(GDP)の550兆円を超え、膨張している。

 日銀は今後も大規模緩和を続ける方針で、総資産は増え続ける見込みだ。日銀は、政府が発行する国債の多くを市場を通じて買い入れており、金利を極めて低く抑えていることと併せ、実質的に国の財政を支えているとの指摘がある。財政規律の緩みが懸念される。