「卵円孔」と呼ばれる心臓の小さな穴をカテーテルでふさいで脳梗塞の再発を予防する新たな治療が12月から保険適用になるのを受け、岡山大病院が全国に先駆けて2日から開始する。同病院によると、脳梗塞は主に高血圧や動脈硬化、不整脈により起きる。約5%は卵円孔が関係するが、原因不明とされることもあり、こうしたケースに有効な治療法として期待されるという。

 卵円孔は胎児期の心臓の右心房と左心房の間にあり、胎盤から血液を全身に送るための穴。生後自然に閉じるが、成人の15~20%に残るとされる。卵円孔を通過した血の塊(血栓)が脳に到達して血管を詰まらせると脳梗塞が起きる。