財政再生団体の北海道夕張市が、全国の市町村で最低だった市長の給与を引き上げる方針を固めたことが27日、分かった。12月分からカット幅を現在の70%から50%に縮め、月額25万9千円が同43万1千円となる。引き上げ後も全国の市で最低水準なのは変わらない。

 市長給与は財政破綻後の07年度から70%削減。17年に財政再生計画を抜本的に見直し、当時の鈴木直道市長の任期が満了した後の19年度にカット幅を50%に縮めることを決めた。しかし、後任の厚谷司市長が就任する直前の4月、市石炭博物館の模擬坑道で火災が発生し、市は「当分の間」の措置として70%削減を維持した。