群馬県草津町の国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」で、1947年まで使われた全国唯一の懲罰施設「重監房」の撤廃を求めた患者側との交渉の際、厚生省(当時)の幹部がハンセン病の「伝染力は微弱」と発言したと記録する文書が見つかった。専門家は「ハンセン病の感染力が弱いことを、国が終戦直後に認識していたと分かる貴重な資料だ」としている。

 文書は園に隣接する重監房資料館で、来春にも一般公開する。

 重監房は38~47年に園内に設置され、各地の療養所で待遇に不満を訴えた患者を監禁して食事制限などの懲罰を加えた施設。