【台北共同】台湾の捜査当局は26日、香港や台湾で中国のスパイ活動をしたとしてオーストラリアに亡命を求めた男性の証言を受け、香港の投資会社幹部の夫妻を国家安全法違反の疑いで「出国禁止」とした。台湾各紙が報じた。台湾では中国による宣伝工作などの「浸透」が政治問題となっており、来年1月の総統選に向けて争点化する可能性が出てきた。

 男性の証言によると、問題の会社は中国軍の傘下にあり、香港で金融市場に影響を与えようとしたほか、軍事情報も収集していた。また台湾の一部メディアに資金を投じ、中国当局のコントロール下に置くスパイ活動を行っていたという。