本州最南端の酒蔵として知られる和歌山県新宮市の尾崎酒造で26日、新酒の初搾りが行われた。正月用に「太平洋しぼりたて生原酒」の銘柄で出荷される。杜氏の小林武司さん(45)は「気温が高い日が続き、温度管理に苦労したがいい酒ができた。ぜひ味わって」と話す。

 11月上旬に酒蔵にある井戸からくんだ熊野川の伏流水と県内産の新米を使って仕込み、小林さんら4人がタンク内のもろみをかき混ぜる作業を続けてきた。この日から搾り器で清酒と酒かすに分ける作業がスタート。来年4月中旬ごろまで続き、一升瓶約8万本分を造る。