安倍晋三首相は26日、国の敗訴が確定したハンセン病元患者家族訴訟の原告・弁護団と官邸で面会した。面会は、元患者家族に最大180万円を支給することを定めた補償法の施行後初めて。

 原告団副団長黄光男さん(64)はあいさつで、施行後も差別を恐れて病歴を打ち明けていない元患者の事例を挙げ「お金をもらったから終わりではなく、これからも家族を見守っていく姿勢が大切だ」と要請した。

 安倍首相が「政府としては法の施行をはじめ、ハンセン病にかかる差別と偏見の根絶に向けて政府一丸となって取り組んでいくことをお約束する」と述べると、涙をぬぐう原告の姿も見られた。