【ジュネーブ共同】2017年に発効した「水銀に関する水俣条約」の第3回締約国会議が25日、スイス・ジュネーブで始まった。胎児性水俣病患者の松永幸一郎さん(56)=熊本県水俣市=が「水俣で起きた問題を皆さんの国で繰り返さないでください」と演説し、水銀被害の根絶を訴えた。

 9年前から車いす生活となった松永さんは「今、水銀を規制しないと、未来のたくさんの子どもたちが被害を受けてしまう」と危機感を表明。仲間を代表して思いを伝えに来たとして「自分と同じような水銀の被害を繰り返さないでください」と力を込めると、静かに聞き入っていた各国代表団から大きな拍手が湧いた。