今年1月、千葉県野田市立小4年の栗原心愛さん=当時(10)=が虐待死した事件を巡り、児童相談所などの対応に関する報告書をまとめた県検証委員会の川崎二三彦委員長が25日、記者会見し「虐待対応の基本がなされていなかった」と述べ、適切な家族関係の把握や手続きを徹底することの重要性を強調した。

 報告書は、一時保護した際の父への連絡を児相が野田市に任せたために父と市との関係が悪化したことや、一部の会議を開かずに保護解除を決めた児相の対応を非難。川崎委員長は「職員の多忙」を一因に挙げたが、職員の記憶の薄れや児相の記録不備があり「背景の断定はできない」とも話した。