文具大手のぺんてる(東京)は25日、敵対的買収を仕掛けているコクヨがぺんてる従業員に内部情報の漏えいを勧めるかのような呼び掛けをしているとして、コクヨを非難する文書を自社ホームページ(HP)で公開した。コクヨはぺんてる従業員向けのメッセージをHPに掲載しているが、これに強く反発した格好で、ネット上での舌戦が繰り広げられている。

 コクヨは22日付でぺんてる従業員向けに「コクヨには乗っ取りや支配をするような考えは一切ございません」「ぺんてるのブランド力やぺんてるの社名を消滅させることは考えておりません」などとするメッセージを掲載。従業員向けに電話やメールによる相談窓口を設け、保有株の売却などを巡り会社側から強圧的な指示があれば会話や文面を提供するよう要請している。

 これに対しぺんてるは「社内文書の持ち出しや情報漏えいを推奨するものだ。従業員を犯罪行為に陥れるような不当な要請と言わざるを得ない」と非難。コクヨの対応は法令順守意識や倫理観に欠けていると非難した。

 また会社側から強圧的な指示があるとするコクヨ側の主張を全面否定。コクヨの敵対的な買収計画については利益最優先のスタンスが背景にあると断定した。

 ぺんてるを巡っては、文具大手のプラスもぺんてる株を買い付けており、コクヨとプラスによる争奪戦となっている。