東京電力福島第1原発で溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出す際、放射性物質を含むちりが飛び散るのを防ぐゲル状の塗布材を大阪大のチームが開発した。初期のデブリ取り出しは空気中で実施する計画で、ちりの飛散防止は安全確保上の重要課題となっている。

 国と東電は、核燃料が溶けて機器の金属やコンクリートなどと混ざり固まったデブリを、砕いたり削ったりして取り出す工法を検討している。水中で取り出せれば放射線を遮蔽でき、ちりの飛散も防げるが、第1原発は原子炉格納容器などが損傷しているため水を張るのは現状では難しい。