第36回さきがけ文学賞の授賞式が25日、秋田市で開かれ、最高賞である入選に決まった「奥州馬、最後の栄光」の作者で青森県野辺地町のコンピューター利用設計システム(CAD)オペレーター、浜矢スバル=本名・主浜泰晴=さん(46)にブロンズ像と賞金50万円が贈られた。

 作品は、明治時代に実在した日本在来の南部馬「盛」号が競馬で西洋のサラブレッドに圧勝した史実を軸に、南部馬の栄光と衰亡を描いた。浜矢さんは「明治に活躍した馬が死に、背後の文化が失われた瞬間の思いを書いた」と話した。

 入選に次ぐ選奨には、脇真珠=本名・諸野脇信江=さん(60)の「花冷え」が選ばれた。