日本原子力研究開発機構は25日、今年9月に台風15号で倒壊した茨城県大洗町にある材料試験炉(JMTR)の冷却塔の外壁に、アスベスト(石綿)が使われていたと明らかにした。周辺の空気中の濃度は世界保健機関(WHO)が示す基準を下回っており、影響はないとしている。

 JMTRは研究用の原子炉で、廃止が決まっており停止中。倒壊した冷却塔は幅約30メートル、高さ約17メートルの木造で、約50年前に建てられた。

 機構によると、冷却塔の外壁全面にアスベストを含むスレート材が使われていた。9月下旬に測定したところ、空気1リットル当たり最大0・11本の繊維が検出された。