今夏の柔道の世界選手権東京大会で敵対するイスラエルの選手との対戦を棄権するようイラン政府から圧力をかけられた同国の男子81キロ級、サイード・モラエイ選手が23日、大阪市で開催中のグランドスラム大阪大会に出場した。安全確保のために渡ったドイツで難民認定を受けてから初の国際大会で「新しい人生を頑張りたい」と述べた。

 準々決勝で敗れ、敗者復活戦でも負けた後に取材に応じ「相手が誰であろうと、堂々と試合に出られることは非常にいい」と喜びをにじませた。イラン政府から殺害すると脅された家族の安全は、友人を通じて確認できているという。