石川県は21日、来夏に東京都から金沢市に一部移転する東京国立近代美術館工芸館の建物を報道陣に公開した。中央省庁や独立行政法人の地方移転の一環で、日本海側では初めての国立美術館となる。作品の展示や収蔵に必要な環境を整え、2020年東京五輪・パラリンピック開催前のオープンを目指す。

 建物は明治時代に建てられた旧陸軍の第9師団司令部庁舎と、将校の社交場として使われた金沢偕行社を移築し、美術館に改装。地上2階建てで、大きく三つの展示スペースを整備したほか、講演会などに活用する多目的スペース、工芸に関する図書を閲覧できるライブラリーも設けた。