火災で主要な建物が焼失した沖縄の象徴・首里城は、県民の精神的支柱だっただけではなく、重要な観光スポットの一つだ。台湾や中国、香港など沖縄に近いアジアからの観光客に特に人気があり、訪れる人は増加傾向だった。周辺の店舗や専門家からは「不安だ」「県全体に影響しないか」との声が相次いだ。

 首里城や最寄りのモノレール駅周辺には、土産物屋や飲食店が多い。火災後も、2千円札に描かれた守礼門などを訪れる人の姿がみられた。しかし、「おにぎり処 首里ななむすび」では客数が急減したといい、50代の店主は「昨夏開店したばかり。軌道に乗ってきたところだったのに…」と肩を落とした。