戦没者遺骨収集事業を巡るシベリア抑留者の遺骨取り違え問題で、厚生労働省は15日、2010年6~7月にフィリピンで収集した遺骨2191人分のうち、少なくとも10人分がDNA型鑑定の結果、日本人ではない可能性があると発表した。残りは現地で焼いたため、鑑定は難しいという。

 厚労省によると、11年6月の遺骨のDNA鑑定に関する専門家会議で、10人分が「日本人のものではない」との報告があった。取り違えた可能性が指摘された遺骨はフィリピンの数カ所で収集した遺骨の中から、今後DNA鑑定ができるかどうかを確認するため試験的に鑑定したものだった。