政府の全世代型社会保障検討会議で政府方針と異なる意見を述べた中西宏明経団連会長の発言の一部が議事録に記載されなかった問題で、医療費の負担増を巡る中西氏の発言でも不記載部分があったことが15日分かった。75歳以上の医療費の窓口負担に関して2割負担が望ましいとの考えを示したが、議事録では「2割」という具体的な水準は記載されなかった。

 複数の政府関係者によると、議事録作成や経団連とのやりとりを担った実質的な責任者が、内閣官房の事務局ナンバー4である室長代理補だったことも判明。野党は政府側が経団連に圧力をかけた疑いがあるとして批判を強めている。