今年のノーベル化学賞に決まった旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)が11日、政府の総合科学技術・イノベーション会議(議長・安倍晋三首相)に出席し「若手研究者には、最低10年以上は研究期間を保証する必要がある。自分の考えで思った通りの研究ができる環境をつくってほしい」と訴えた。

 安倍首相は「若者が将来に夢や希望を持って研究者の道に飛び込んでいけるよう、環境を抜本的に改善する必要がある」と応じた。

 会議では、国立大で任期付きの不安定な役職で働く若手教員の割合が増えていることや、研究者を目指して大学院に進学する学生の割合が減っていることが紹介された。