熊本第一信用金庫(熊本市)は1日、熊本市内の支店の営業責任者だった元職員の男性(45)=当時=が現時点で判明している分で計約1億2千万円を着服、借用していたと発表した。被害を受けた顧客は36人、計52件で、顧客への融資を無断で引き出して着服するなどしていた。

 元職員は9月24日に自殺し、その後着服が判明したため10月1日付で懲戒解雇にした。同信金は被害者に全額返済のめどが立ち、元職員が死亡しているため、刑事告訴はしない方針。

 1日に記者会見した豊住賢一理事長は「原因や問題点の分析、改善対応策を検討し、内部管理態勢を強化する」と語った。