宮城海上保安部所属の高速巡視艇「うみぎり」(75トン)が老朽化で引退することになり、解役式が宮城県塩釜市の塩釜港で1日に開かれた。現役の巡視船艇としては最長の運用期間36年を誇り、東日本大震災では行方不明者の捜索に当たった。

 うみぎりは1983年に秋田海上保安部に配備され、2001年から宮城海保に移った。海上犯罪の取り締まりや、海難救助に従事。総航海距離は地球8・3周分の約33万4300キロに及ぶ。

 乗員らが岸から見守る中、安倍拓野船長が停泊したうみぎりに乗り込んでお酒をかける「献酒」をした後、全員で敬礼し別れを告げた。