那覇市の首里城で主要施設の正殿などが焼失した火災で、火元とみられる正殿内に出火直前、外部から侵入した形跡がなく、沖縄県警が放火の可能性は低いとみていることが1日、捜査関係者への取材で分かった。正殿内に設置されていた防犯カメラの映像を解析するなどし、判断した。出火の約1時間前に警備員が正殿内を見回り、異常がなかったことも、首里城を管理する「沖縄美ら島財団」が明らかにした。

 財団などによると、現場周辺などでは10月27日から11月3日までの予定でイベント「首里城祭」を開催中。正殿前の中庭(御庭)では30日夜、伝統芸能「組踊」上演に向けた準備作業があった。