1964年の東京五輪で使われた聖火台が、約60年ぶりに製造された埼玉県川口市に戻り、市は6日、記念式典を開いた。JR川口駅前に来年3月下旬まで展示される予定。

 2004年アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治さんと、地元の子どもたちによる聖火台磨きの後、トーチで点火された。市内の小学3年生田実央さん(8)は「複雑な模様の部分を磨いたが、作るのが難しそうで、作った人はすごいと思った」と感心した様子で話した。

 市によると、聖火台は1958年東京開催のアジア競技大会のために市内の鋳物師の親子が製造。国立競技場の解体後、宮城、岩手などで展示されていた。