航空自衛隊のT4練習機のエンジンに4月、不具合が見つかり、同型の約200機が一時使用できず、戦闘機パイロットの養成が遅れていることが6日、空自関係者への取材で分かった。本来は一線を退く40歳前後のパイロットを搭乗させて人数を維持するが、空自内には「操縦士の採用を増やさざるを得ず、質の確保が難しい」との見方がある。

 近年、空自の警戒監視の重要性は増している。領空侵犯の恐れがある外国機に対し、2018年度に緊急発進した回数は999回に上り、過去2番目に多かった。今年7月には島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で中国、ロシア機が共に飛行する異例の事態も起きた。