【カイロ共同】イラク各地で1日から拡大した反政府デモで、AP通信などは5日、デモの死者が93人に達したと伝えた。100人に迫り、負傷者は約4千人になった。アブドルマハディ首相が昨年10月に就任して以来、最大のデモは一層激化。国連人権高等弁務官事務所は4日、デモ鎮圧に実弾が使われている可能性があるとして懸念を表明した。

 4日はイラク多数派のイスラム教シーア派指導者サドル師が、首相退陣と早期の国会選挙(総選挙)実施を求める声明を出した。サドル師がデモ隊を擁護しているとの見方が広がり、抗議活動がさらに勢いづく可能性が出ている。