静岡県熱海市で5日、熱海温泉の守り神として知られる湯前神社の秋季例大祭が始まり、江戸時代に温泉を将軍に献上した「湯汲み道中」を再現したパレードが行われた。道中奉行に扮した神社関係者や芸妓衆、みこ姿のミス熱海ら計約100人が温泉街を練り歩き、観光客らの注目を集めた。

 一行はJR熱海駅前で行われた神事で湯をたるや白い器に注いだ後、駅前商店街など中心市街地約1キロをゆっくりと進み、神社に到着。神前に湯を供え、温泉の変わらぬ湧出と熱海の繁栄を祈願した。

 パレードを見物した東京都立川市の高橋和子さん(73)は「市民が温泉を大切にしていると分かった」と話した。