三重県四日市市の市立四日市病院で2016年2月、入院中に呼吸不全になった患者の80代男性に酸素を送るチューブを挿入する際、気管ではなく誤って食道に入れ、翌日に男性が死亡していたことが5日、同病院への取材で分かった。司法解剖の結果、死因は結核で、誤挿入が直接の原因ではなかったとして、公表していなかった。

 病院と遺族の間で今年8月、示談が成立。誤挿入により人工呼吸ができなかった上、司法解剖により男性に寄り添う機会を失わせたとして、病院は賠償金300万円を支払った。

 一宮恵院長は「誠に残念で、遺族と患者に大変申し訳なく思う」とのコメントを出した。