和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で5日、新宮市と三重県の境を流れる熊野川で16日に営まれる神事「御船祭」で使う9隻の木造船が、乗船する若者らにより境内の蔵から出された。船はスギやヒノキなどで造られており、長さ約9メートル、最大幅は約1・5メートル。御船祭の目玉となる早船競漕で用いられる。

 16日午後の早船競漕は、9隻が大社に近い熊野川の河原を出発。11人ずつ乗り込んでかいをこぎ、約1・6キロ上流の御船島を3周するコースで速さを競う。

 船に乗る会社員橋本将大さん(30)は「8月から練習を続けてきた。いよいよ本番だ。もちろん優勝を狙う」と意気込んだ。