農林水産省は4日、群馬県の検査で豚コレラに感染した疑いがあるとされていた野生イノシシ2頭について、国の検査で陽性と確定したと発表した。今後、有識者の意見も踏まえた上で、豚コレラ対策として豚へのワクチン接種を実施する「推奨地域」に群馬県も加える方針。これまで飼育豚や野生イノシシでの感染が確認されていた岐阜や愛知などと合わせて計10県に拡大する。

 群馬県での野生イノシシへの感染は初めて。豚への感染は確認されていないが、群馬は豚の飼育頭数が約63万頭(今年2月時点)と全国4位の生産県で、イノシシからウイルスが媒介されて感染が広がれば大きな影響が懸念される。