米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、かんぽ生命保険の不正販売問題で、同社の保険財務力格付けと長期発行体格付けを「シングルAプラス」から「シングルA」に1段階引き下げたと発表した。ガバナンス(企業統治)体制に重大な欠陥があると判断した。

 かんぽ生命は9月30日、不正販売で法令や社内規定に違反する契約が6327件あったとの中間報告を公表。S&Pはこの中間報告や、弁護士らで構成する特別調査委員会の報告書を踏まえて「再発防止を速やかに実施する体制が十分に整っていない」と指摘した。