関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していた問題で、2014年9月~17年12月、森山氏と関係が深かった同町の建設会社「吉田開発」が受注した原子力事業本部の発注工事計113件(元請け会社を通じた発注を含む)のうち、7割以上の83件で関電側が森山氏に工事情報を提供していたことが4日、分かった。関電の調査報告書で判明した。

 一方、関電京都支社では同期間、入札がない「特命発注」で吉田開発が計8件を受注していた。森山氏の影響力を背景に、関電に深く食い込んだ実態が明るみに出た。