浄土真宗の宗祖親鸞が仏典から書き写した文書1枚が長崎県大村市の正法寺で見つかり、西本願寺長崎教区教務所が3日、発表した。念仏を唱える行為と信心の重要性を説いており、同じ直筆文は他にも見つかっている。鑑定した本願寺史料研究所(京都市)の岡村喜史研究員は「親鸞が複数回書き写し、重視していたことがうかがえる」と指摘している。

 岡村研究員らによると、仏典「仏説無量寿経」で、阿弥陀如来が人々を救うために立てた48の「誓願」のうち二つ。書き写されているのは文章の途中までで、別の誓願も続けて書かれた冊子のうち、1枚とみられる。