大手電力10社の2019年9月中間連結決算が31日出そろった。火力発電用燃料費の変動を料金に反映する「燃料費調整制度」の影響などで、中部電力をはじめとする8社の純利益が前年同期比で増加した。一方、余った液化天然ガス(LNG)の転売で損失が膨らんだ九州電力と、燃料費増が影響した北海道電力が減益となった。

 役員らの金品受領問題で揺れる関西電力は、前年同期に台風被害で特別損失を計上した反動で大幅に改善。東京電力ホールディングスは台風15号関連で118億円の特損を出したが、福島第2原発の廃炉決定に絡み特別利益を計上したため純利益は約4・7倍になった。