埼玉県志木市で2008年、自宅に放火し妻子を殺害したとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた山野輝之被告(45)の差し戻し裁判員裁判で、さいたま地裁は31日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

 北村和裁判長は判決理由で「殺意を持って自宅中2階の踊り場付近に火を放ち、妻子を死亡させた」と認定。弁護側が主張した、妻による放火の可能性については「体内から睡眠導入剤が検出されたことから、出火当時は眠っていた可能性が高く、眠っていなかったとしても着火用具を用いて点火するのは困難な状態にあった可能性が高い」と否定した。