奈良市消防局は31日、奈良市の東大寺大仏殿や唐招提寺で消防設備や避難経路を特別査察した。奈良県広域消防組合も同県吉野町の金峯山寺で点検。那覇市の首里城火災を受け実施した。

 奈良市中央消防署の杉本靖真消防司令ら7人が東大寺の職員3人と一緒に約30分かけ、大仏殿内を巡回。自動火災報知機や消火器を目視で約30カ所確認し、放水銃の使い方や避難誘導経路に障害物が置かれていないかなどを点検した。

 杉本消防司令は「消防設備はきちんと管理されていた」とし「奈良には木造の文化財も多い。後世に残していくために普段から防火設備の維持管理が大切だ」と話した。