「1票の格差」が最大3・00倍だった7月の参院選は投票価値の平等に反し違憲だとして、岡山県の有権者が岡山選挙区の選挙無効を求めた訴訟で、広島高裁岡山支部(塩田直也裁判長)は31日、「合憲」と判断し、請求を棄却した。

 二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした一連の訴訟で、8件目の判決。これで「違憲状態」2件、「合憲」6件となった。原告側は即日上告した。

 塩田裁判長は改正公選法について「選挙制度の抜本的な見直しがされたとは言いがたい」としつつも「現実的な選択肢として格差の漸進的な是正を図ったと評価できる」とした。