運輸安全委員会は31日、羽田空港で2017年9月、日航のニューヨーク行きボーイング777―300ERが離陸直後にエンジンが故障し、緊急着陸したトラブルの調査報告書を公表した。エンジンにあるタービンの羽根が繰り返しの飛行で金属疲労を起こし破断。破片がほかの部品にぶつかるなどして、エンジン内部で損傷が広がったのが原因としている。滑走路周辺には多数の高温の部品が落下した。

 報告書によると、エンジン製造元の米ゼネラル・エレクトリックは13年の社内試験で破断の可能性をつかんだが、15年の航空各社への通報では部品を改良したと伝え、緊急に交換が必要とはしていなかった。