那覇市の首里城火災を受け、文化庁は31日、同庁調査官を現地に派遣した。総務省消防庁などと連携し、出火原因や防火体制、消火設備の作動状況などを確認する予定だ。

 首里城跡は2000年に世界遺産登録された「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」の構成資産の一つ。文化庁は出火原因が確認できた段階で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に報告する方針を明らかにした。

 文化庁は9月、国宝や重要文化財の防火対策指針を策定。所有者に対し、消火設備などを点検して国に報告するよう求めていた。ただ、首里城の正殿や北殿などは国の文化財に指定されておらず、対象外だった。