関西電力の原発稼働を巡り役員らの金品受領問題など誤算が続いている。テロ対策工事の遅れから高浜原発3、4号機(福井県高浜町)は来年8月と10月に停止する見通し。原則40年の運転期間を延長し再稼働を目指す高浜1、2号機では工事中に事故も発生。住民らの不信感が高まる中、地元同意が得られず再稼働が大きく遅れる可能性も出てきた。

 原子力規制委員会は今年4月、テロ対策で原発に義務付ける「特定重大事故等対処施設」を期限内に設置できない場合、原発の運転停止を命じると決定した。関電で稼働している高浜3、4号機や大飯原発3、4号機(福井県おおい町)も対象。