【ワシントン共同】米下院は29日、オスマン帝国末期の1915年に始まった多数のアルメニア人殺害事件を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定する決議案を超党派の賛成多数で可決した。後継国のトルコは虐殺とは認めておらず「拒絶する」と強く反発する声明を出した。両国関係は米軍撤収を受けたトルコによるシリア北部侵攻でぎくしゃくしており、さらに溝が深まりそうだ。

 米メディアによると、虐殺と位置付ける決議を米議会が可決するのは35年ぶり。決議はオスマン帝国が15~23年に150万人のアルメニア人を殺害したとして「米国はジェノサイドと認定し非難してきた」と強調した。