群馬大大学院医学系研究科の柴崎貢志准教授は29日、前橋市内で記者会見し、自身の研究チームが、てんかん発作時に脳内の発熱でTRPV4というタンパク質が異常活性化し、病態を悪化させるという仕組みを世界で初めて解明したと発表した。脳を冷やしたり、TRPV4の働きを抑える薬剤を投与したりして、新たな治療法開発が期待できるとしている。

 チームはマウスで実験。てんかん発作時、脳のてんかんに関わる部分の温度が正常な状態より約1度高い約38度になっていると突き止めた。冷却装置を脳に埋め込み局所的に30度まで冷やすと、発作を完全に抑制した。