東京湾の人工島「中央防波堤」の帰属を巡って東京都大田区が江東区との境界確定を求めた訴訟で、大田区は3日、面積比率を「江東区79・3%、大田区20・7%」とした東京地裁判決に対し、控訴しないと表明した。江東区も既に控訴を断念し、判決が確定することになった。一角にある2020年東京五輪・パラリンピックのボートやカヌーなどの会場はいずれも江東区となる。

 大田区側はかつて多くの区民がノリ養殖を営んでいたなどと主張。松原忠義区長は同日の記者会見で、「歴史的経緯が考慮されなかったのは残念だが、都の調停案よりも港湾機能として一体的に利用できる面積が増えた」と述べた。