朝鮮学校を高校無償化制度の対象から外したのは違法として、愛知朝鮮中高級学校(愛知県豊明市)の卒業生10人が国に計550万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁(松並重雄裁判長)は3日、請求を退けた一審名古屋地裁判決を支持し、原告の控訴を棄却した。

 同種の訴訟は名古屋を含め全国5カ所で起こされ、東京、大阪の訴訟は最高裁で8月、原告の敗訴が確定した。ほかの2件は高裁で係属中。

 名古屋地裁は昨年4月、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の介入により、学校運営が自律的ではないとの合理的な疑いがあったとして、国の処分を適法と判断した。