【ワシントン共同】トランプ米政権は2日、欧州連合(EU)による大手航空機メーカーへの補助金に対抗し、報復関税の発動方針を決めた。世界貿易機関(WTO)の仲裁決定を受けた措置だが、停滞する米欧貿易協議で有利な条件を引き出そうとの思惑が透ける。米政権はEUからの輸入車への追加関税も検討しており、早期妥結に向けて圧力を一段と強める可能性がある。

 WTO仲裁委は今後、EUによる米製品への報復措置も認める公算が大きい。通商関係者は「今回の決定を受けて米国には歩み寄りを探る道もあった。だが報復発動に突き進んだ」と指摘した。