国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金を文化庁が不交付としたことを巡り、審査委員を務めた野田邦弘・鳥取大特命教授は3日、委員辞任の意向を明らかにした。不交付は文化庁内部の審査だけで決まっており、取材に「審査委員会に諮るべきだった。やり方に納得できない」と話した。

 野田氏によると、文化庁から不交付を知らされたのは9月26日の決定後で、事前の相談はなかった。野田氏は「審査委に諮れば不交付に反対されると思ったのだろう」と指摘。不交付の理由として、文化庁が愛知県の申請手続きの不備を挙げていることも「後付けの理屈で苦しい」と批判した。