青酸化合物を使用した近畿の連続殺人事件で殺人罪などに問われた筧千佐子被告(72)=上告中=に殺害されたとして、兵庫県伊丹市の日置稔さん=当時(75)=の遺族2人が計約4037万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁(久留島群一裁判長)は29日、筧被告に計約2640万円の賠償を命じた。

 久留島裁判長は判決理由で、日置さんに青酸化合物を服用させたのは筧被告と認定。慰謝料や逸失利益として計約2640万円が相当とした。

 損害賠償命令制度に基づき、刑事裁判の中で遺族が賠償を申し立てていたが、筧被告側が異議を申し立て、民事裁判に移行していた。